The life is a chocolate box

九州出身の関東在住。結婚2年目、妊活中。家を建てる計画中。今の気持ちを忘れない為に、復活!

2月読破

2月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3648ページ

虚空の旅人 (新潮文庫)虚空の旅人 (新潮文庫)
どれほど知恵や財力や才能があり、人望があっても「勇気」がないと人は大きくなれない。すべてが壊れても貫く信念をもつチャグムと、すべてを見越してあえて安易に動かない信念を持つシュガ。最終章に向かって、ふさわしい成長を遂げている登場人物。彼らすべてが生きていて、苦悩や喜びを同じように感じれる文章力に上橋さんの才能を感じます。
読了日:02月27日 著者:上橋 菜穂子
火車 (新潮文庫)火車 (新潮文庫)
便利なクレジットをどのように使うのかは、それぞれの倫理?道徳?それによって、確実に世界が変わり、自分が変わることもあるということをきちんと理解して使う事が必要。確かに、カードを使う前に、すべてを理解している人は少ないのかも。。。誰かになり変わるなど、到底無理。その人には、その人の道が出来ているはずだから。なり変われても、きっと「点」であり、道ではないんだろうなと。自分よりも不幸せな人を見て、安心するなんて人生送りたくないなー。私だったら、喬子になんて声をかけるだろう・・・
読了日:02月27日 著者:宮部 みゆき
魔術はささやく (新潮文庫)魔術はささやく (新潮文庫)
面白かった!一日で読破。お父さんがちゃんと自分でけじめをつけようとしていたことには、切なくなった。なんで、どうして・・・でも、結局、自分で決め自分で行動することでどういう人生になるのかなんて分からない。罪を認めることはできるけど、やっぱり受け入れることは難しい。「じいちゃん」のように何かを先導してあげられるオトナになりたい。
読了日:02月23日 著者:宮部 みゆき
月の裏側 (幻冬舎文庫)月の裏側 (幻冬舎文庫)
生きるためには必要な「水」に生命としての「意識」があるのか。恐すぎる。自分がマイノリティーであるのか否か。確認する為には、「盗まれる」しかない・・という恐ろしさ。全くの自分であるのに、自分の中に「核」が存在していることを理解して、普通に生きることが出来るのか。多聞くんは、一体どちら側の「人間」なのか、それは、読み手の胸の中。実際、隣の人が「盗まれた人」だったら・・・恐い!!!!でも、面白かった!!川下りがしたくなりました。
読了日:02月22日 著者:恩田 陸
ダブル・ジョーカーダブル・ジョーカー
ジョーカーゲームを読んでいなかったけど、楽しめました。結城の完璧なまでの行動・思考。二重スパイをさらに上回る巧妙な罠、それを追い詰めようとする警察さえ欺く。最後の話は切ない。けど、納得。いつの時代も実際にスパイがいるんだと。今も・・・。一作目も読んでみたいと思いました。
読了日:02月21日 著者:柳 広司
地獄変 (集英社文庫)地獄変 (集英社文庫)
地獄変は、やっぱり凄いお話だと思う。羅生門も好きだけど。奉公人の死も、切ない話しだ・・・。小さい時にもっと芥川作品に触れていればよかったと思う。
読了日:02月16日 著者:芥川 龍之介
龍は眠る (新潮文庫)龍は眠る (新潮文庫)
何気ないミステリーが「超能力」を持った少年がいることによって、面白い内容に。人は、誰でも不思議な力を持っていて、それが使えるか使えないかによって「超能力者」になる。その表現に、龍を飼っているというのは、素敵な表現だと思う。最初から「死」という部分を書いた上で、結末までどう持っていくか、作者の腕の見せ所だと思うけど、やっぱり宮部さんは凄いです。あっという間に読んでしまいました。
読了日:02月16日 著者:宮部 みゆき
パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)
マサからの視点で描かれているのが、面白い。犬だって人間と同じように理解出来ることもあるのかな?殺人事件から、薬害の問題で話が徐々に大きくなり話に引き込まれる。結末の犯人に驚かされた。親が子供の『何』を守るのか、こればっかりは、自分がなってみないと分からないなぁ。宮部さんの長編一作目。いい作品に出会えました。
読了日:02月08日 著者:宮部 みゆき
MOMENTMOMENT
死を前にして、何を願うのか・・・自分の父親は、どうだったのか・・と考えると、この世界からなかなか抜け出せない。死を覚悟した人は強いけど、やっぱり自分から死に向かうことはして欲しくないと思う。けど、大切な人を守る為の死もあるのかもしれないし。こればっかりは、わからないな。イイ奴だな、神田くん。
読了日:02月01日 著者:本多 孝好

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