The life is a chocolate box

九州出身の関東在住。結婚2年目、妊活中。家を建てる計画中。今の気持ちを忘れない為に、復活!

3月読破

3月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3418ページ

モダンタイムス 特別版 (Morning NOVELS)モダンタイムス 特別版 (Morning NOVELS)
すべての情報は操作され、真実は私達には一生わからないのかもしれない。何かが起これば人が携わる、それが介入の方向から全く別の「事柄」になってしまう。佳代子の後ろが全く不明のままで終わるが、これはこれであると思う。人のすべてを知ることなんてできないと思うし。それにしても強いし、言ってることも力強い。別れることが何より辛いというのも分かるし、生きて会えることも当たり前ではないのかも。それにしても・・・恐い!恐すぎる!!読んでる間、長編小説と違う妙な感覚だった。ゴールデンスランバーと同時期執筆だったとは凄い。
読了日:03月30日 著者:伊坂 幸太郎
天と地の守り人〈第3部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)天と地の守り人〈第3部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)
長く続いたチャグムとバルサの物語の終結。読み進めるうちに驚いた。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震で日本でたくさんの命が奪われ、土地を奪われ、原発で今も恐怖に襲われている事実。上橋さんの予言とは言わないけど、物語に驚いた。内容を記載するのは好きではないけど、ナナイ大聖導師の言葉「おのれの技をみがきつづけよ。…流されるなら、滅びよ、都」これを読んで、胸がつまった。これは、今の私たちを試している言葉ではないのか。すべてを流したあと(未来)には、新しい芽が芽吹く。続編も作って欲しいな。
読了日:03月28日 著者:上橋 菜穂子
天と地の守り人〈第2部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)天と地の守り人〈第2部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)
とうとうあと一冊でバルサとチャグムの長くて辛い旅が終わる(泣)皇太子として、やはりどこかで王族としての魂を持っていたからこそ、タルシュからサンガル、ロタからカンバルへと過酷な旅を続けられたんだと。最後にチャグムの背負う大きなものが、辛いものではないことを祈って、最終巻へ!!
読了日:03月21日 著者:上橋 菜穂子
夜明けの街で夜明けの街で
東野作品にしては、内容が薄っぺらい。まず、不倫って部分が内容を薄くしていたような。。。最後の結末や内容の骨組み部分では必要だとは思うけど。ここまで入り込めない作品は久しぶりかも。
読了日:03月20日 著者:東野 圭吾
峠 前編 (1)峠 前編 (1)
初読の司馬遼太郎。なんて読みやすい文章。あくまでも筆者として主人公継之助と絶妙の距離感で書かれている。久しぶりに時間がかかっての上巻読了、でも面白い!幕末ってあまり好きじゃないけど、これを読んでちょっと興味が湧きました。
読了日:03月17日 著者:司馬 遼太郎
ジョーカー・ゲームジョーカー・ゲーム
短編ならでは、それぞれの主人公の視点から、スパイの凄さを見せられた。それぞれが凄い腕を持っている中で、最上級に完璧にすべてを掌握している「結城中佐」ここまで完璧なヒーロー(と言っていいのか?)がいるだろうか。すべてを見越して、綿密な行動をさせる。「スパイは疑われた時点ですでにスパイ失格」かっこよすぎる!!人を愛することが出来ない人がスパイになるのか、スパイになれば人を愛さないのか・・・どちらにしても、淋しいな。
読了日:03月09日 著者:柳 広司
天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)
チャグムからバルサへの手紙。読んだ瞬間だけ、生死の世界にいるバルサが、ただの母として自然に涙を流していた。それを読んで自分も同じように親になれた感覚を味わえた。ハラハラドキドキとする展開の中で、二人がやっとやっと、出会えた時、絶望であった末来が変化し始める。読み進めるのが楽しみ。次だ、次!(笑)
読了日:03月08日 著者:上橋 菜穂子
流れ行く者―守り人短編集 (偕成社ワンダーランド 36)流れ行く者―守り人短編集 (偕成社ワンダーランド 36)
番外編として本筋の物語の土台をちょっとだけ補強して、さらに内容を深いモノにしている。知りたかった過去をサラリと書かれていて面白かった。小さい時からタンダは優しくてバルサにベタ惚れだったのが確認できた。護衛・用心棒としての残酷さや苦悩も知った中で、進んできた道は険しかったんだろうなと思った。でも、それを続けていたからこそ、チャグムに会い・・・と末来に繋がっていくわけですな。大きい字であっという間に読んでしまった。
読了日:03月07日 著者:上橋 菜穂子
小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)
久しぶりに読み直し。コスモナウトは、女の子目線からは本当に切ない。好きだと気付いているのに、告白さえさせてくれないオーラを作る男子・・ズルイヨ。でも、やっぱり、次に進めるのは女性ならではなんでしょうね。初恋の明里ちゃんから、お手紙さえもらっていれば、違う人生を歩めたんでしょうね。。。切ない。。。
読了日:03月04日 著者:新海 誠
赤い指赤い指
親が子供に対しての接し方、子供が親をどう思っているのか。いろいろな形で現代の家族を表現してあり、言葉が出ない。子供を守るということがどういうことなのか、最悪の状態でどういう行動を取れるのかで、その人間の本質が見えてくる。「お母さんの目を見ていましたか?」この一文は、とてつもなく深い。夫婦の絆は、他の人には邪魔できないものなんでしょうね。お父さんとの約束を果たした恭さんの決断は、凄い。
読了日:03月03日 著者:東野 圭吾

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