The life is a chocolate box

九州出身の関東在住。結婚2年目、妊活中。家を建てる計画中。今の気持ちを忘れない為に、復活!

12月読破

12月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2828ページ

終末のフール (集英社文庫)終末のフール (集英社文庫)
スピード感はなく、淡々と・・・だけど、飽きない。それぞれの話しとは言え、何度も「地球滅亡」を書かれると、『もうわかってる』って言いたくなるはずなのに、なぜか「そうだよね。そうなんだよ。」と話の中に引き込まれる。必死で生きることが大切だからこそ、何かに苦しみ・喜ぶ事が出来るんだと。ここの住人のように諦めたわけではなく、精一杯に生きることが出来たら、ひどい最期でも「イイ人生だった」といって死ねる気がする。当たり前だけど大切な人と一緒にいることが一番幸せなんだけど、それが一番の奇跡なのかもしれないと思いました。
読了日:12月24日 著者:伊坂 幸太郎
WILLWILL
題名にココまで、考えさせられたのは久しぶりかも。最後まで名前が表記されないことの不思議さも内容で引き込まれ全く気にならず(笑)それぞれの話に大切な言葉が含まれていて、それぞれで泣けました。一所懸命の合掌で故人に伝わるものもきっとあるんだな。続編だということで、逆になったけど読んでみようと思う。
読了日:12月20日 著者:本多 孝好
アイズアイズ
長すぎず、短すぎず、いい短編。鈴木さんらしい恐怖感を表していると思う。タクシーと櫓がよかった。恐怖は、誰でもどこでも訪れるってことですね。
読了日:12月19日 著者:鈴木 光司
空飛ぶタイヤ空飛ぶタイヤ
いやー、いい小説だと思う。『誰のために』働き、動くのか。何を信じて進むのか。それぞれの立場があり、守るものがある。それをだれに見せても恥ずかしくないと言える、仕事をしていきたいと思った。ドラマを観るか否か・・・イイ役者さんは揃えてるんだよな。
読了日:12月18日 著者:池井戸 潤
ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
最初、第三者からの思考や行動がすべてバラバラで、フラグが立ってるの分かるけど、どう展開するのか・・・と思って読み進めるうちに、完全に引き込まれました。読んでいるというよりは、見ているという不思議な感覚。青柳くんのお父さんが出てくるところから、泣きっぱなし(笑)陰謀に巻き込まれ、犯人にされて・・・どうなるの?!と思っていたけど、いい作品に出会えました。真犯人や事件の背景などまったく見えないけど、それが逆に、核心というかグレーな世界というか。映画版がどこまで表現しているか分かりませんが、観てみようと思います。
読了日:12月13日 著者:伊坂 幸太郎
ウィキッド(上) 誰も知らない、もう一つのオズの物語ウィキッド(上) 誰も知らない、もう一つのオズの物語
ミュージカルと話が違う・・・。いろんな人種だけじゃなく、<動物>と動物の存在とか(少しはミュージカルでも表現されていたけど)、宗教とか魔法とか奥が深い。「水」が重要だと思うけど、『オズの魔法使い』の話と後半がリンクするのか、どうなるのか・・・
読了日:12月07日 著者:グレゴリー・マグワイア
流星ワゴン (講談社文庫)流星ワゴン (講談社文庫)
自分は女だけど、文章の雰囲気も好きで涙なくしては読めない本。父親だから、男だから、親子だから、夫婦だから・・・というだけではない、人との繋がり。なんでこんな風に表現出来るんだろう。「やり直し」が人生で出来るかわからないけど、今を生きて悩み・決断することが一瞬一瞬大切なんだと思う。
読了日:12月05日 著者:重松 清

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